Myanmar★シュレの仏塔と旅の再会


メメとのドライブから一週間。
ナオミのオフィスに通わせてもらい、部屋もあてがわれ、wifiルーター使い放題でバンコク記事をアップしていたという、なんとも贅沢なヤンゴン生活。

ストリートのご飯も、レストランのご飯も、タイ料理屋で生海老とビールとか!!!!!
おいしーものもいっぱい食べたね♡ヤンゴンOfficeライフ♬

ですがこの旅で見つけたもうひとつのミャンマーの目的を忘れてはいけません。
そう、カオサンの旅人達にオススメされた「メディテーション・センター」で瞑想修行。

さっそくリサーチして、Chanmyay Yeikthaというメディテーション・センターを予約。
人気センターは事前予約が必要で、すでに満室状態。特に外国人は枠が少ない。
都市型で毎日自宅から通うセンターもあれば、郊外で自然の中で修行するフォレスト・メディテーション・センターなるものもある。仏陀の教えは共通だが、方針や実践方法、一日のスケジュールなどは各施設で異なる。

さて、カオサンの安宿で出会った、黒めがちなスイス人の不思議アレックス。
SHOKOLAに遅れて数日前にヤンゴン入りした彼。
ダウンタウンの中心サークルのど真ん中にあるシュレの仏塔で、待ち合わせ。
携帯電話はナシというアナログ・デート!





ため息が出る程、綺麗。。。。。
この黄金パゴダ(仏塔)、ランナバウトのど真ん中にあるのだから可笑しい。

が、待てど暮らせとアレックスが来ない。行き違ったか?
アナログ・デート。。。。。

待つこと小一時間。道路に面したパゴダの入り口で遭遇!
向こうは早く着いて、もっと待ってたもよう!
ごめんね!



すぐそばの飲み屋の、道路に出されたプラスチック・チェアにかける。
「明日からメディテーション・センターか!わーお、最後の晩餐だね」
最後の晩餐て。笑
ミャンマー人にも修行にいくというと驚かれる。
メディテーション・センターいったら、一体どーなるの??
「いいよ、終わるととってもリラックスして穏やかになれる」

穏やかでちょっと不思議アレックス。
聞くと『国境のない医師団』で震災後のハイチで働いていたそう!
その前後も大手の国際NGOでスイス中心にヨーロッパで働いていたという、国際協力の方だったことが判明。
「NGOは少しずつしか世界を良い方向に変えていけない。そして結局のところ、現在の世界のシステムの中でしか機能しない。」
Doctors No Boarderの方に言われちゃ、ぐうの音も出ない。
別にそれが悪いわけでもなんでもなく、私達はみんなそれぞれ思った正しいやり方で取り組んでいるだけなのだ。ただ今自由人のSHOKOLAは、その言葉、感覚、価値観、とても共感する。

「今回は長期のメディテーション・ビザが取れなかったんだ。次回は取得してミャンマーに戻って、メディテーションの訓練を続けて今後は自分でメディテーション・センターを設立したいと思ってるんだ。」

アレックスにとっては、個々人それぞれの内部で起こるメディテーションによる革命こそが、人々と生活と世界を良い方向に導く一助になるのだ。

隣で輝くシュレの仏塔が眩しい。
まさかハイチにいた方とご縁になるとはー。
当然SHOKOLAのアフリカ話や、東北被災地の話にもなった。
「え!フクシマに行ったの?!」
「妊産婦や幼児は気をつけなきゃだし、女性は気をつけた方がいいっていう人もいる。でもフクシマの人は普通に暮らしてるし、私は全然気にしてない。それよりも生活習慣とか食品添加物のほうがよっぽど有害だよ。実際にフクシマの人は大事故の後で大変だからこそ、真剣に生きてるよ」
「気にしないってのが大事なんだよね。If you don't mind, it won't affect you」

燦然と輝くシュレの仏塔、額づき祈るミャンマー人、仏前にゆらめく炎、その仏に捧げられた南国の仏花、祠に湧く水を仏と象に交互にかけ、祠の淵にかけられたいくつもの鈴を人々が手を滑らせて鳴らす音が響く。シュレの祈りが浮かんだ。

そんなシリアス・トークをしていたら「ヘーイ! YOU GUYS!!!」という声が通りから聞こえた。見ると野生児インティがドロドロのバックパッカー姿で立っている!インティーーー!!!!!カオサン組の思わぬ再会!インティはベルギー仲間の白人バックパッカー達と宿を探していた。この白人さん達、腰まで伸びたドレッドヘアに入れ墨だらけ、何がこわいってまゆげが薄いのか見えない。ギョロ目。190cm超えで本格バックパッカー姿。ちょっとビビる。安宿が未開発区域のミャンマー、聖書Lonely Planetの載ってる宿はどこも満室なのだ。アレックスに「自分の宿ならまだ空いてるよ」と教えられて宿に向かい、荷物を置いて戻ってきた。いつの間にかもう一人男性バックパッカーが相席してアレックスと話込んでる。こーなったら宴会です!ドラフトのビールグラスで机がどんどん埋まって行く。


インティ達が荷物を置きに行った間のテーブル。
この後、狭いテーブルにグラスが溢れる。。。

「友達のところに泊まってるの?」「うん」「どんなところ?」「アパートメントだよ、ゲストルームに泊まってる」「ふーん、じゃー寝るスペースいっぱいあるね」「あー、インティに教えてもらったCouchSurfingにも興味あるって言ってたから、登録するって言ってたよ…」いや、でもお前ら、とりあえず風呂入って洗ってから出直せ!バスで10時間の長旅直後の男衆、臭い・汚い!!!(笑) ナオミ、とりあえずゲストはきちんと選んでからにしたほーがいいよ!!!!!(焦) 野生児インティはどこまでも破茶滅茶で、ヤンゴン到着して数日もしないうちにバスで10時間越えの古都バガンに行き、今は南下してきてビーチに行くという。そこで数日過ごしてから、今度はバガンを通り越したマンダレーという大きな地方都市に行く。長距離バス、12時間越え。ガーナでいうとアクラ/スンヤニ/アクラ/タマレ的スケジュールでしょうか…激しい…笑「メディテーションは3日くらいで切り上げて、ビーチいこ~よ~」なんでも世界で一番長い天然浜があるらしーミャンマー。いいね~、行ってみたい。だがまたそれは今度かな。インティまたね。オーストラリアかニカラグアで再会しよーね!

そうしているとSHOKOLAの後ろのテーブルにもバックパッカー客が集まりだした。彼らはフレンチ・グループらしい。「Lonely Planetを捨てな、そしたら宿なんていくらでも見つかるさ」「誰、そこの宿は汚くてゴキブリくらいしか泊まれないって言ったの!私達の部屋は充分キレイで泊まれるわよ!」「なに、ローカル・ビールの値段も知らないわけ?!」「君らが知らないのは宿の場所と値段だけだね」

仏前式に参列した午前中、小綺麗なミャンマードレスに身を包むSHOKOLAを取り巻くドロドロの恰好のバックパッカー達が喧々囂々はじめる。「彼女、結局何人なの?え、北朝鮮?!」アレックスがホラをふく、そしてアジアの色んな言語でSHOKOLAに向かって挨拶はじめる、そんな挨拶知らないしー!笑 アジア人SHOKOLAよりよっぽどアジアを知ってて、アジアが好きで、どんな奥地までもドラクエさながら踏破する彼ら。バガンの茂みで野宿したら住民に通報されて警察に補導されたり(インティ)、インレ湖の真ん中までボートで行ってダイブしてその奥の僧院でお世話になったり(アレックス)完全にアジアに魅了されてんだなー、ってのがよく伝わる。彼らは現地の挨拶を必ず話して、現地人にとても優しく丁寧だ。独断と偏見だが、アフリカに来る白人旅行者と、そのアフリカにリゾート気分で短期留学やインターンで来る白人学生とは全然違う。現地に対してLove & Respectがある、畏敬の念すら感じる。
色んな人がいるんだな。自分の見てる世界やモノサシはなんて小さかったのだろうと思う。
すぐ近くにこんな素敵な世界があったのだ。
魅惑のアジア!
ちなみに東南アジア・バックパッカー達がそろって太鼓判を押すのがラオス◎
これは必ず行かなくっちゃー♬


そんなアジアの真髄?
ミャンマー仏教の僧院でビッパサーナ瞑想を体験して参ります!
明日に備えて一足お先に皆様から失礼。
アレックスとインティとお別れして、喧々囂々続けるみなさまにバイバイ。
アレックスがぎゅーっと上から抱擁しながら「Good Luck!」と強く言った。
え!!!ぐ、グッドラック??なにそれ、その意味深な応援。ちょっと焦るんだけど…ナオミの同僚ミャンマー人に真顔で言われた「凄いですねー!」が蘇る。なにそれ、そんなに大変なんですか??焦
もー後には引けないので行って参ります十日間!
出家じゃないよ!メディテーション・センターだよ!


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